__________『昭和堂薬局』

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中医学的“がん”とは

 黄帝内経という現存する最も古い医学書に、腫瘍についての記載があり、その病因と病機は正気不足と邪気留着であると記載されています。
現代中医学にも中医腫瘍学があり、がんについての漢方治療の研究が盛んになっているようです。

 

※病因:病の原因
  病機:病の成り立ちや進行の仕方、病のメカニズム
  正気不足:体にとって必要な気血の不足
  邪気留着:体にとって不必要なものの停滞

 

 しかし、西洋医学同様、東洋医学でもがんの治療法は確立されておらず、中国でも伝統医学における先人の知恵と経験を補完療法の一つとして用いられているようです。

 

 中医学では、正気と邪気の闘争が、がんの発生・増殖・浸潤・転移に関係しており、体表または体内に腫瘤が発生します。腫瘤が形成される病機として、痰濁・瘀血・熱毒内結があります。

 

※痰濁:代謝しきれなかった余剰な水分
   瘀血:血液の滞り
   熱毒内結:体内に炎症が存在すること

 

 漢方治療としては、この痰濁・瘀血・熱毒を去邪していくことが、がんそのものの治療ですが、正気の不足ががんの発生につながったのですから、正気を補うことも必要になります。また、西洋医学の治療の副作用によって、不都合が起こっている場合はそれに対応します。

 

 がんは、色々場所(臓器など)、その人の体力、病気の勢いなど個々の状態を把握して対応する必要があります。

 

 また、東洋医学の特徴として、補うという考え方があることだと思います。西洋医学の治療は攻める事をしていきますが、東洋医学では補うことと、攻める事を同時進行していくことが可能で、その割合を加減することもできるのがいいですね。

 

 西洋医学も東洋医学もまだ満足のいく状況ではありませんが、両方の良いところを利用する事で、“少しでも元気でいて欲しい”という願いが叶えられる可能性が有るのではないかと思っています。


昭和堂薬局 | 2018年6月23日

 

“がん”ってどうにかならないの?

 私の母親ががんで亡くなって5年が経ちました。亡くなる少し前、炎症を示すCRPという検査値が驚くような値になり、病院でも為す術が無いといった感じでした。その時点で甲状腺がんの手術から4年半が経過していましたが…
以前から、免疫について色々と調べていたのですが母を亡くして以来、がんについての専門書をよく読むようになりました。

 

 現在、がんの治療は外科的切除、化学療法、放射線療法と最近注目されているがん免疫療法があります。少し前にチェックポイント阻害剤がマスコミでも話題になっていたので、ご存知の方も多いかもしれません。この薬はがんが様々な免疫抑制機構により免疫系からの攻撃を回避しているものの一つをブロックして免疫系ががんを攻撃できるようにしている薬です。これらの薬は画期的でしたし、劇的効果があったようです。ただし、2割ぐらいの人たちにです。また、最近では効果があった人たちにも使っていると耐性ができてしまい効果がなくなることが分かってきました。

 

 また、免疫抑制機構を抑制しがん免疫応答を機能させるために、がん免疫療法とステロイドの併用などの工夫もされてはいますが、もう少し時間が必要なようです。

 

 しかし、実際に効果がある人がいるのですから…
がんの個人差によるものなのか?
その人の生活環境や食生活などによるものなのか?(がんの発生はこのようなことから起こるのでしょうが)

 

 実際にがんはどうなっているのだろう?

 

 がんは、がん細胞だけで病態が規定されているわけではなく、各種免疫細胞も含めて、多様な間質細胞(ガン細胞の周辺のがん細胞以外の細胞)とともに形成されたがん組織ががん病態を形成しています。
腫瘍組織では、がん細胞促進的・免疫抵抗性の微小環境が構築されています。がんの特徴として、免疫学的には、「免疫からの逃避」と「炎症によるがん進展の促進」が挙げられています。

 

 エフェクター細胞(働こうとしている細胞)である腫瘍抗原特異的なCD8+T細胞がその人の体内で誘導され機能するために、がん細胞の障害、がん細胞成分の専門的抗原提示細胞による取り込みと腫瘍抗原特異的なT細胞の活性化、T細胞の腫瘍組織への遊走、腫瘍組織内でのがん細胞の破壊という一連のがん免疫サイクルが作動する必要があります。この一連のサイクルが起こってくれれば、がんを克服できると考えられます。しかし、ほとんどのケースでうまく機能してくれないのです。

 

 がん組織は変化を続け、進化して生き残ったがんのみが増えていきます。この変化に炎症が関係しているのでは?あくまでも私見ですが、炎症を制御できると、「免疫からの逃避」と「がんの進展」が抑制できるのではないかと…
どうすればがん治療の手助けが私たちの立場でできるのか。
東洋医学や食事の面からサポートできることを日々精進していきたいと思います。


昭和堂薬局 | 2018年6月13日

 

意外に無関心な”おりもの”

 読売新聞の医師・小堀先生のブログに
 「妊娠を希望される女性には、膣乾燥に悩む傾向があるという研究があります。そのため、性交用潤滑剤(ローション)を用いている人も少なくないと考えられます。」との書込みがありました。http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=96819
 実際、当店にも膣乾燥が原因で、性交がうまく行えないために体外受精をしていた方が相談に見えたことがありました。当店に子宝相談に来られる方達に”おりもの”については必ず聞いていますが、乾燥して性交ができないということまではあまり問診することがなく、更年期の女性の方以外はそう多くないと思っておりましたが、この記事から察すると意外に多いようですね。
 ”おりもの”は女性ホルモンと関係し、卵胞ホルモン(エストロゲン)によって、卵胞期(生理後から排卵まで)は”おりもの”はサラサラで量も多く、特に排卵前は量も多くアルカリ性になり、受精しやすい環境になります。その後、黄体モルモン(プロゲステロン)により”おりもの”はネバネバになり、精子が通過しにくくなります。
 このことから解るように”おりもの”の異常は女性ホルモンに関係している可能性があり、月経不順など婦人科疾患を患っている方は膣が乾燥している可能性があります。
 また”おりもの”は細菌感染から膣を守る働きもあります。人間の身体で粘膜が存在するところはすべて常在菌で守られています。皆さんがよくご存じなのが腸内細菌ですが、膣もデーデルライン桿菌(乳酸桿菌)で守られています。そのデーデルライン桿菌の作用で通常膣は酸性になっています。しかし、排卵期は精子を死滅させないためにアルカリ性になって妊娠に適した環境になるのです。
 子宝相談に来られる方達も生理や基礎体温の様子はよく把握しているのですが、意外に”おりもの”に関してはあまり把握していない方もいらっしゃいますが、排卵の時期や感染症の有無を現す重要なものなのです。
 ご自身の健康チェックのために”おりもの”も観察してみてください。


昭和堂薬局 | 2014年4月25日

 

魚介類摂取で心臓病・脳卒中のリスク低下

 厚生労働省の研究班(代表・三浦克之滋賀医科大教授)の調査で、魚介類由来の脂肪酸摂取が多い人ほど長期間の循環器疾患死亡リスクが低いことがあきらかになり、欧州動脈硬化学会誌「Atherosclerosis」2 月号に掲載されることになりました。
 発表されたプレスリリースの一部をご紹介します。

 対象者は,無作為抽出された日本全国300 地区の一般住民を対象として1980年に実施された国民栄養調査に参加した30 歳以上の成人男女のうち,脳卒中や心筋梗塞等の既往歴のある者などを除外した9,190 人(男性4,028 人,女性5,162人,平均年齢50.0 歳)で、1980 年から2004 年まで24 年間追跡した。
 24 年の追跡期間中,879 人が循環器疾患(脳卒中または心臓病)で死亡した。魚介類に多く含まれる長鎖n-3 系多価不飽和脂肪酸であるエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)脂肪酸の合計摂取量で4 群に分けたところ,最も少ない群の摂取量は1 日0.42g (さんま1/4 尾程度に相当),最も多い群で1 日1.72g (さんま1 尾弱に相当)) であった。性別,年齢,食塩など他の栄養素摂取量などの交絡因子を調整した循環器疾患死亡リスクは,摂取量の最も少ない群を基準としたところ,最も多い群で20%低く(ハザード比0.80 (95%信頼区間0.66-0.96)),魚介類由来の脂肪酸摂取量が多いほど統計学的に有意に低くなった(傾向性の検定p=0.038)。1980 年時点の年齢で30-59 歳と60 歳以上に分けて分析した結果,30-59 歳の者において魚介類由来脂肪酸摂取量と循環器疾患死亡リスク,脳卒中死亡リスクとの関連をより強く認めた。

 今回のコホート研究では循環器疾患についてですが、糖尿病やがん、アレルギーなどにもこのオメガ3系脂肪酸摂取は関わっています。現在の日本人の食生活は、オメガ3系不飽和脂肪酸と対極にあるオメガ6系不飽和脂肪酸の摂取が多いことが問題にされています。さらに日本ではトランス脂肪酸の規制がなく、このことも体に大きく関係します。特に今の若い年齢層はジャンクフードなどの摂取が多いことで、アレルギーなども多くなっています。
 食事を変えるだけで病気のリスクを改善できるのですから、少し意識してみるといいと思います。
 当店では、食事指導やサプリメントのご紹介をしておりますので、お気軽にご相談ください。


昭和堂薬局 | 2014年2月6日

 

ぜんそく悪化の仕組みが解明

産経新聞に筑波大教授らによって抗生物質の服用によって腸内のバランスが崩れ、ぜんそくが悪化するメカニズムを解明したとの報道がありました。
以下記事抜粋
■新たな治療法開発に期待
 細菌感染症の治療に使われる抗生物質の影響で腸内にカビの一種が増殖し、腸内細菌のバランスが崩れてぜんそくを悪化させるメカニズムを、マウスを使った実験で解明したと筑波大の渋谷彰教授らの研究チームが米科学誌電子版に発表した。
 15日付の米科学誌「セル・ホスト・アンド・マイクローブ」電子版などによると、実験では抗生物質を投与したマウスに原因物質を吸入させてぜんそくを発症させたところ、抗生物質を投与しないマウスと比べて気管支の炎症が悪化した。
 炎症が悪化したマウスの腸管内を調べると、カビの一種「カンジダ」という悪玉菌が増殖する一方で、乳酸菌などの善玉菌が減少。さらに、カンジダの作り出す物質「プロスタグランジンE2」が増加し、ぜんそくを悪化させる様子を確認したという。
 実験では、カンジダの増殖を抑制する薬剤やプロスタグランジンE2を作らないようにする薬剤などを投与すると、マウスのぜんそくの症状が改善されるという結果も得られた。
 渋谷教授は「腸内細菌のバランスが乱れることによってアレルギーが悪化する患者もいると考えている。新しいアレルギー治療が可能になるのではないか」と話し、ぜんそくの新たな治療法の開発につながるとしている。

 これはマウスに抗生物質を投与し、抗生物質が効かない真菌が腸内で増殖したことでぜんそくが悪化する生体反応の詳細が解ったというものです。
 以前より腸内細菌のバランスが崩れることによりぜんそくなどのアレルギーが悪化することは解っていました。抗生物質の投与に限らず、ストレスや食事の乱れなどで腸内細菌は変化します。(多くは善玉菌が減り、腸内環境が悪化した状態になります。)
 これによってアレルギーを誘発したり、アレルギー症状を悪化させたりするのです。今回の発表では、抗真菌剤の投与やプロスタグランジンE2阻害剤、M2マクロファージ活性化阻害剤を投与するなど、新しい発想のアレルギー治療方法になり得ると述べています。
 いろいろな生活環境など腸内環境以外にも様々なことが原因でアレルギーは起こりますが、腸内環境を整えることによりアレルギーが改善することも解っています。新薬に頼るだけでなく、自分でできる予防や緩和方法があることを再確認していただければと思います。


昭和堂薬局 | 2014年1月20日

 

月経前不快気分障害「PMDD」 鬱の一種

「月経前不快気分障害(PMDD)」が産経新聞に載りました。
以下掲載記事
 月経前、心身に不調を感じる女性は2~5割とされる。中でも特に精神症状が重い場合、鬱病の一種である「月経前不快気分障害」(PMDD)の可能性がある。PMDDは日本ではあまり知られていないが、服薬で治療が可能。東京女子医大東医療センター精神科の山田和男教授に聞いた。
 ◆不安系症状強い
 山田教授は「分かりやすく言うと、PMDDは月経前だけに起こる鬱病」と説明する。月経の7~10日前に症状が出始め、月経開始とともに症状は消える。だるさやむくみ、不安感など月経前に心身に症状が出る「月経前症候群」(PMS)に比べ、精神的な症状が重い。
 日本ではPMDDはあまり知られていないが、国際的には鬱病の一種として認められている。今年5月、アメリカ精神医学会がPMDDを鬱病の一つとして認め、診断基準を定めた。
 PMDDは、イライラ感や不安感が強かったり、怒りっぽくなり、感情のコントロールができなくなったりなど不安系の症状が強いのが特徴だという。体に起こる症状では、食べ過ぎたり、異様に眠くなったりする。体が膨らんでいるように感じる人もいるという。「月経前以外の時期には症状が治まり、普段通りの生活が営めるのが他の鬱病との大きな違い」と山田教授。
以下省略

 「月経前症候群(PMS)」はよく知られた疾患になりましたが、「月経前不快気分障害(PMDD)」という疾患は初めて聞きました。記事から類推するとPMSの精神症状が特に強い疾患のようです。
 月経周期によって女性ホルモンの変動がセロトニンという脳内伝達物質の減少を引き起こすことはよく知られています。そのセロトニンの減少が大きくなることにより起こるのだろうと思われます。女性の生理開始前後で起こる片頭痛もセロトニンの減少が原因で起こります。
 最近、なぜ精神疾患が多くなっているんでしょう…
 カイチュウ博士の藤田紘一郎先生は著書の中で「日本人の食の変化で食物繊維摂取量が減少した1994年頃からうつ病が増え始めた。」と述べています。医学系雑誌には「脳-腸相関」という脳と腸は神経を介し繋がっていて腸内細菌の変化が脳に伝わり、その結果ストレスに対して弱くなることが書いてありました。
 日本の食文化が変わり、日本の伝統的な食べ物の摂取量が減少し、これに変わって便利なインスタント類や加工食品などが多くなって人間の体に必要な栄養素のバランスが悪くなり、本来必要のない添加物の摂取が多くなってしまったことが精神疾患を多くしているのでは?
 もう一度、食を見直してみては如何でしょうか。
 どうしても食事の改善が難しい場合は、食事の補正をするための質の良い青汁や腸内環境を整える健康食品の力を借りるのも一つの方法です。店頭にてご相談ください。


昭和堂薬局 | 2013年11月11日

 

便利なネットも使い方次第で…

2013年8月24日(土)の読売新聞に以下のような記事の掲載がありました。(記事一部抜粋)
~生徒に「ネット断食」合宿…来年度から依存対策~
 スマートフォンやパソコンに夢中になるあまり、健康や学業に支障をきたす「インターネット依存」の若者が増加していることを受け、政府が初の調査・研究に乗り出す方針であることが明らかになった。
 小学生から高校生までを主な対象に、一定の時間、インターネット環境から遠ざかる「ネット断食」を来年度から開催し、ネット依存の症状や処方箋を探る。
 ネット依存の若者の実態は、今月1日の厚生労働省研究班の調査で明らかになった。推計数によれば、ネットへの依存が強いとみられる中高生は全国で約51万8000人いるとされ、研究班は「依存が強くなると、昼夜を問わずに熱中して睡眠障害が起きたり、生活リズムが不規則になって栄養障害が起きたりする」などの弊害を指摘した。
 ~ネット依存による健康への主な影響~
 ・抑うつ症状
 ・昼夜を問わず熱中することによる睡眠障害
 ・不規則な食事による栄養失調
 ・引きこもりがちになり骨量や筋力が低下
 ・長時間同じ体制を取ることで血栓ができるエコノミークラス症候群
 パソコンやスマートフォンの普及によってインターネットが身近になったことは良い面もありますが、この記事にあるように健康面への影響も大きく、使い方次第で身体にとって負荷がかかることが懸念されています。このコラムを読んでいただいている画面も大変きれいに見えていると思いますが、目にかかる負担は大きなもので東洋医学上、目は肝に通じていて、肝は気の疏泄を主り、血を蔵すという役割を担っています。また、肝‐胆‐目‐筋‐風‐怒というつながりを持ち、パソコンやスマートフォンの画面を見過ぎることでイライラやキレやすくなったりすることを示しており、すべての人がそうではないのですが最近の人がキレやすくなっているのもパソコンやスマフォの使い過ぎがその一因なのかもしれません。
 インターネットの世界は調べものをしたり、SNSのように誰かとつながっていたいという願望を満たすには手っ取り早いツールであることは確かですが、そのせいで睡眠時間を削ったり、食事がおろそかになって体調を崩しては現実世界での生活を健康で充実したものにはできません。
 私が店頭で漢方相談を受けている際にもお客様がネットで得られた情報をお話してくださることがあり、非常に詳しく調べておられる方もお見受けします。その情報で反ってご自身の不安や症状を助長してしまう方が多いことも事実です。
 目にかかる負担を減らして安眠するためにも就寝1~2時間くらい前にはネットの世界から離れ、バランスのとれた食事を心がけることによって「ネット依存」にならないようにしたいですね。仕事柄どうしてもパソコンやスマートフォンの画面を見ることが多く、目の疲れが取れない方やイライラしやすい方には漢方薬で対応することができます。店頭でご相談ください。


昭和堂薬局 | 2013年8月27日

 

不妊症の解説~子宮内膜症~

 子宮内膜症とは子宮内膜組織が何らかの原因で、本来あるべき子宮内膜以外の場所に発生し、その部位で内膜組織が増殖する疾患です。20~30代の女性で発症することが多く、そのピークは30~34歳にあるといわれており、女性ホルモンのひとつであるエストロゲン分泌が低下する40歳代後半から閉経に向って減少していきます。
 子宮内膜症は女性ホルモンの影響によって月経周期に合わせて増殖し、月経時の血液が排出されずに子宮内に残ってしまったり、周囲の組織と癒着を起こして様々な痛みをもたらしたりします。子宮内膜症の発症原因はまだはっきりとは解明されていませんが、現在いくつかの説あり、その諸説が混在して起こっているといわれています。
 しかし、共通していわれていることとして月経時の経血逆流が発症に関与することは間違いないと考えられています。
 月経がある女性の90%以上は月経血が逆流しているのですが、その人達すべてが子宮内膜症にはなりません。経血が逆流し、停滞したものは免疫が正常に働いていればナチュラルキラー細胞という免疫細胞が働き、取り除いてくれることが解ってきました。
 中医学的に子宮内膜症を考えると、その多くは”お血(血液の滞り)”か”痰飲(代謝し切れていない汚れた水)”であると考えています。(詳しくはトップページ⇒子宮内膜症をご参照ください。)
 簡単な表現をすると、何らかの原因があって生理時に”出さなくてはいけないもの”を出すことが 上手にできていない、ある種”もの持ちのいい方”とも言えます。 望んでそうしているわけではないのでしょうが、出すべきものを出せない原因を知ることが重要になります。
 例えばリラックスすることがなかなかできずにストレスをため込むタイプの方はそのストレスと共に本来出しきらなくてはならない血をため込んでしまったり、忙しすぎて疲れがたまっているような方は出すべきものを出す力が弱くなってしまい、その結果として出せない。冷えを増長するような生活習慣によって出さなくてはならないはずの痰飲を出せなくなっている…など様々な原因が考えられます。
 このような原因がどこから発生しているのか、様々な角度から詳らかにし不妊で悩んでおられるご夫婦のお手伝いをさせていただいております。
 子宮内膜症は女性の疾患であることは間違いありませんが不妊は夫婦二人、手を取り合って考えていく姿勢が重要です。
 その上で漢方薬や健康食品を用いて”しっかり出せる体”を作りましょう。


昭和堂薬局 | 2013年7月12日

 

「巷間される”アルカリ信仰” 栄養学的には意味なし」

 最近、極端な健康法に”もの申す”的な記事をよく見かけます。
 この産経新聞の記事もそうですが…
 基本的に生活習慣とくに食習慣は極端なことはせず、バランスが大切です。
 では、どんな内容か以下に紹介します。


 「アルカリ性食品は健康に良い」と言われることがありますが、明確な科学的根拠はありません。「体を健康に保つアルカリ性食品」「酸性食品を食べ過ぎると血液が酸性になって体に悪い」などと言われ、アルカリ性食品は体に良く、酸性食品は体に悪いというイメージがなんとなくありませんか? 本当ところはどうなのでしょう。
 レモンや梅干しのようなすっぱい味のするものは酸性食品と思われがちですが、それは味覚上のことです。
 「アルカリ性食品」・「酸性食品」の判定は、食品を燃やし、燃え残った灰(ミネラル分)を水に溶かして、その水溶液がアルカリ性か酸性を示すかで判定します。これは体内に取り入れた栄養素を、生理的に燃焼したあとに残ったミネラルが同様の反応を示すと考えられていることに基づきます。
 ■酸性食品、アルカリ性食品の分類
 測定の結果、以下のように分類されます。
 【酸性食品】
 穀類、肉、魚介類、卵、砂糖、チーズ、ビール、日本酒など
 酸性を示すミネラル⇒塩素、リン、硫黄など
 【アルカリ性食品】
 野菜、果物、海藻、きのこ類、大豆、ワインなど
 アルカリ性を示すミネラル⇒ナトリウム、マグネシウム、カリウム、カルシウムなど
 ■体に与える影響
 食品のアルカリ性・酸性は人体にどの様な影響を及ぼすのでしょう。酸性食品ばかり食べていると、血液は酸性になるのでしょうか?
 人間の血液のpHは7.35~7.45の弱アルカリ性に常に保たれています。これは、血液、呼吸器、腎臓などの働きによって体を常に正常な状態に保とうという機能(=恒常性)によるものです。恒常性は、気温の高低に関わらず、体温を一定に保つ機能と同じような仕組みになります。
 人間には、生命を維持するために防御・緩衝機能が備わっています。「酸性食品を食べ過ぎると血液が酸性になる」と言うことはありません。
 酸性食品に分類されている肉類を多く食べ過ぎると、コレステロ-ルや脂肪の摂り過ぎになることがありますが、酸性食品であることとは関係なく、これによって血液が酸性になることはありえません。
 栄養学的にみて、科学的根拠のない「アルカリ信仰」は、あまり意味があるとは思われません。
Q:アルカリイオン水は、健康にいいのですか?
A:高額な浄水器や飲料が販売されていますが、アルカリ性食品と酸性食品と同様に、医学的な効用はわかっていません。
 アルカリイオン水は電解水とも呼ばれ、水に電圧をかけてプラスイオンを持った分子をマイナス電極に集めて濃度を高めたものです。カルシウム、マグネシウムなどのイオンが増えるのでアルカリ性を示しますが、生理的な活性があるわけではありません。

 通常、極端な病的状態でない限り、血液が一時的に酸性やアルカリ性になっても元に戻ります。
 ただし、この記事で言っている「酸性食品」ばかりを食べていると、アルカリ性・酸性という意味ではなく栄養のバランスが悪くなりますので、「アルカリ性食品」も積極的に摂っていく必要があります。


昭和堂薬局 | 2013年6月19日

 

元宝塚ジェンヌの女優45歳が心筋梗塞で入院

 「元宝塚ジェンヌの女優45歳が心筋梗塞で入院」と報道されました。
 心筋梗塞や脳梗塞などの血管病は、本来であればこの年代の女性において少ないはずであり、この女優の45歳という年齢では心筋梗塞にはあまり罹らない。これは女性がエストロゲン(卵胞ホルモン)で守られているためです。しかし、閉経後増加し70歳以降では男性のエストロゲン分泌レベルに近づいていきます。
 では、この女優はこの年齢でなぜ心筋梗塞になってしまったのでしょうか?
 考えられることは、強いストレスや女性ホルモンを分泌低下などが考えられます。女性の更年期は45歳~55歳であることを考えると、そろそろ女性ホルモンの分泌が不安定になってくる時期でもあります。女性ホルモンの分泌が低下すると脳の視床下部に影響して自律神経系に影響します。この結果としてストレスにも弱くなってくるのです。
 このことに関連するコホート研究が、2009年に独立行政法人国立がん研究センターより紹介されています。この研究は岩手県、秋田県、長野県、沖縄県の40歳~59歳の男女4万人を11年間追跡調査で、食事調査を含む生活習慣のアンケート調査から心筋梗塞・脳梗塞との関連を調査したもので、「大豆をよく食べる女性グループは脳梗塞・心筋梗塞のリスクが低下」という結果が示されています。さらに、この研究では、大豆製品の摂取量からイソフラボンの摂取量を算出し、イソフラボンの摂取が、日本人の女性、特に閉経後の女性で脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを低減させることを示しました。一方、男性では同様の結果は得られなかったようです。
 女性にとって、特に閉経以降の女性にはイソフラボンの力を借りるといいですね。


昭和堂薬局 | 2013年5月13日


横浜ポルタ内にある漢方薬局。あなたの健康な体を取り戻すお手伝いを致します。

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