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排卵障害と食

 不妊症で原因が女性にある場合、多いとされる病因は卵管因子と内分泌因子の異常であり、その中でも内分泌因子の異常で排卵障害が起こされています。最近は、食生活の変化が内分泌に影響し排卵障害が起きているとも言われています。
 排卵障害を起こすものとしては、高プロラクチン血症、多嚢胞性卵巣症候群、副腎機能障害、甲状腺機能障害、体重減少性無月経、肥満、下垂体性無月経、黄体機能不全、黄体化非破裂卵胞などがあります。
 これらのうち原因となる疾患や薬剤がある場合を省くと、食との関わりが多くあるように思います。例えば、多嚢胞性卵巣症候群は肥満やインスリン抵抗性(インスリンという糖代謝に関係するものがうまく働かない状態)との因果関係が指摘されていることを考えると、現代の高脂肪食が関係している可能性があり、黄体化非破裂卵胞と慢性炎症の因果関係でも同じように高脂肪食が関係している可能性が考えられます。
 近年、慢性炎症と肥満やインスリン抵抗性の関係が解ってきています。この原因の一つには高脂肪食があり、高脂肪食を摂り続けることによる体に対する影響として腸内環境が悪くなることもわかっています。その腸内環境が脳に影響するとも言われ始めていることから、メンタル面にも影響がある可能性があります。
 障害が出てしまっている状態では、食を変えてもすぐには改善されないかもしれませんが、これ以上状況を悪くしない為に食の見直しは必要なことだと思います。
 以前から当コラムで食養生についていろいろと書いておりますので、参考にしてみてください。また、漢方やサプリメントを上手に利用することも改善への近道になりますので、店頭にてご相談ください。


昭和堂薬局 | 2013年5月8日

 

酵素ファスティングがダイエットに良い、もう一つの理由

 酵素飲料を使ったファスティングがダイエットに良い理由が、今まで言われてきた酵素栄養学以外にもう一つあります。
 近年、肥満のメカニズムが研究され、肥満の原因が高脂肪食による腸内細菌叢の変化と脂肪組織での炎症であることが判ってきました。
 1980年頃から肥満が問題になり始め、ちょうどこのころ日本は高度成長期で生活が豊かになり、食が大きく変わり始め、さらに交通機関の発達などで運動不足が起こり始めました。この高栄養食と運動不足で肥満が増えてきたのです。
 では実際のところ体の中で、この時にどんなことが起こっていたのでしょう?
 高脂肪食の摂取増加によって、私たちの腸内では腸内細菌の善玉菌が減り、悪玉菌が増えることになってしまいました。そしてその悪玉菌が増えることにより、身体が微弱で慢性的な炎症を起こすことが近年になり分かってきました。
 肥満が進むメカニズムも解明され始めており、脂肪組織で発生した炎症が、脂肪細胞を肥大化し、さらにその脂肪細胞が炎症を起こす物質を放出することにより、脂肪組織の炎症が進むという悪循環が形成されてしまいます。
 この肥満に至るメカニズムに、なぜ酵素ファスティングが良いかというと、ファスティングで食事制限をするために、脂肪の摂取が長い目で見たときに抑えられ、同時に酵素飲料は発酵飲料ですから、酵母菌や麹菌、植物性の乳酸菌などが摂取できます。このことで腸内環境を改善の方向に向わせ、肥満の二つの原因(高脂肪食と腸内細菌の変化)を酵素飲料でファスティングを行うことで改善できるのです。
 また、ファスティングの思わぬ副作用であるケトアシドーシス(食事制限によりエネルギーを蓄えてある脂肪酸を糖質に返還させてエネルギーに変えようとすることが過剰に起こると発生します)を酵素飲料をとることで糖質が少量摂取できることで防ぐことができるのです。


昭和堂薬局 | 2013年3月26日

 

肉や乳製品ほどほどに 脳卒中減り心筋梗塞は増加

 私が提唱している油の摂取の仕方について、興味深い記事が産経新聞に載っていたのでご紹介します。


 肉や乳製品に多く含まれる飽和脂肪酸を多く取ると脳卒中のリスクが下がる一方、心筋梗塞を発症しやすくなるとの研究結果を国立がん研究センターなどの研究チームがまとめ、11日公表した。チームは「肉や乳製品は、ほどほどに食べるのが良い」としている。
 チームは国内の約8万2千人を追跡調査した。摂取量により5グループに分けて分析、摂取量が最も多いグループ(1日当たり21・6~96・7グラム)は最も少ないグループ(同0・8~11・7グラム)と比べ、脳出血や脳梗塞を含む脳卒中全体の発症率が23%低かった。
 脳卒中のうち脳の奥にある細い血管から出血し、日本人に多い「深部脳出血」は摂取量の増加に伴い発症率が下がる傾向が鮮明だった。飽和脂肪酸を取ると、血管を強くするのに必要なコレステロールが増えることが関係するらしい。
 一方、心筋梗塞は、摂取量が最多のグループは最少のグループと比べ発症率が39%高かった


 飽和脂肪酸は過剰に摂取することにより、免疫担当細胞やその細胞が放出する伝達物質を過剰に刺激してしまい炎症を起します。この炎症が原因で通常の血管は動脈硬化を起こし、心筋梗塞を増加させます。しかし、脳の血管、特に脳の奥の方にある血管は通常の血管と異なり、脳を守るために脳にとって必要のない物は通さない構造になっているため、脂質や上述した炎症の影響を受けにくくなっているため動脈硬化にはなりません。
 飽和脂肪酸は、一般的には体にとって悪者のように思われますが、細胞膜を作るために必要なものです。特に脳内においては脳神経組織の安定や脳の血管細胞を作る際に必要なもので成人の体内におけるコレステロールの1/4は脳に集中して存在しています。
 脂肪酸には、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸があり、各々身体には必要なもので、それらの役割も分かってきています。特に多価不飽和脂肪酸の内、EPAやDHAでよく知られるオメガ-3系の脂肪酸は炎症を終息させるために必要不可欠なものです。炎症を終息させる多価不飽和脂肪酸や細胞膜を作るために必要な飽和脂肪酸、摂取の仕方もバランスが大切なのです。脳卒中は起こらなくても、心筋梗塞が起こってしまっては健康とは言えません。健康のためには、動物性の脂肪酸や植物性の脂肪酸、現代人は特にオメガ-3系の魚の油やシソ油などが必要なのです。
 人間の体はバランスが大切です。食べるものもバランスよく食べなければバランスが崩れて病気を起こしてしまうのです。



昭和堂薬局 | 2013年3月14日

 

平成25年2月22日NHKためしてガッテンで子宮内膜症について放送されました。

 平成25年2月22日NHKためしてガッテンで子宮内膜症について放送されました。
 最近、不妊相談に訪れる方たちの多くが子宮内膜症や子宮筋腫を患っています。
 今回、ためしてガッテンで子宮内膜症が紹介されたので免疫学的な補足をさせていただきます。

以下、番組内容を抜粋(詳細はためしてガッテンのホームページでご確認ください)

さらば!あのツライ痛み 260万人を襲う謎の病~いま女性に増えている病気「子宮内膜症」~
 月経がある女性の10人に1人がこの病気になるといわれ、患者数はおよそ260万人と推定されています。
 しかし、そのうち病院で診断を受けている人は、およそ60万人。
 病気のサインに気づきながらも、放置していたために悪化してしまうケースも多く、女性はもちろん男性にもぜひ知っておいてほしい、知られざる子宮内膜症の実態をお伝えします。
 女性の月経(生理)と深い関係のある病気、「子宮内膜症」。
 恥ずかしながら、女性である私も、取材を始めるまで、その実態についてほとんど知りませんでした。取材に応じて下さった子宮内膜症の患者さんの多くも、診断を受けるまで病気のことをご存じなかったそうです。
 そんな皆さんが口をそろえておっしゃっていたのが、この病気について「知っておくこと」の大切さです。それが病気のサインにいち早く気付くことにつながり、診断を受けても治療に前向きになれる力になるからです。
 番組でお伝えできたのは、さまざまな形であらわれる子宮内膜症のごく一部ですが、病気についての理解が広がっていく、その一助になれたらと思っています。
 そしてなにより、もし「重い月経痛」「月経に伴う体の痛み」など気になる症状があれば、我慢せずに病院を受診していただきたいと思います。


 子宮内膜症の原因はまだ完全には分かっていません。しかし、体内でどのような現象が起きているかという点で解明が進んでいます。
 月経時に、ほとんどの女性において経血は逆流しています。
 健康な女性では経血と共に逆流した子宮内膜(異所性子宮内膜といいます)を免疫担当細胞が排除しているので子宮外に子宮内膜が生着、増殖することはありません。
 しかし子宮内膜症を患っている方は何らかの原因で(例えば体内で起こる炎症など)免疫により排除されるはずの異所性子宮内膜が免疫担当細胞からの攻撃を逃れ、本来存在しないはずの卵巣や腹腔で子宮内膜が生着、増殖してしまいます。
 免疫の中心的な役割を果たしているのは腸管免疫で、欧米型の食事の普及によって日本の伝統食である発酵食品の摂取が減少したことで腸内環境のバランスは乱れ、さらにストレスが加わることで悪性菌が優位に働くことが分かっています。
 また、マーガリンや酸化された油を恒常的に摂取していると風邪などの感染症やアレルギーによる炎症反応を完全に鎮めることができず、その結果免疫の異常をきたすことに繋がっていくことになります。
 子宮内膜症を発症してしまうと完治するのは大変であるため早期発見と予防が大切です。
 ストレスを感じる方やよく風邪をひく、アレルギーがある方、感染症によくかかる方などは注意が必要で免疫の狂いが生じている可能性があります。
 普段から生理不順や便秘と下痢を繰り返すような方は、腸内環境のバランスが乱れている可能性があるため、ストレス解消や腸内環境を改善し免疫を正していく必要があり、生活の改善が難しい場合は漢方薬や腸内環境を整えるための健康食品を使用していくことも視野に入れてみては如何でしょうか。


昭和堂薬局 | 2013年2月27日

 

アレルギー性鼻炎 8割が薬の効果実感できず

産経新聞電子版にアレルギー性鼻炎の治療についての調査結果が掲載されました。


アレルギー性鼻炎 8割が薬の効果実感できず
 日本人の3割が患っているともいわれるアレルギー性鼻炎だが、通院中の患者の約8割が、鼻づまりの症状に対し治療薬の効果を感じていないことがサノフィ(東京都新宿区)の調査で分かった。
 調査は、アレルギー性鼻炎の患者を診察する医師300人、16歳以上の通院患者1千人に実施した。それによると、患者の92%が「鼻づまりの症状で困っている」と回答。具体的には「十分な睡眠がとれない」(82%)、「仕事・勉強・家事に集中できない」(74%)などが挙がった。
 一方、使用中の治療薬の効果については「鼻づまりの症状がすっきりとれる」と答えた患者は22%。約4割の患者は「鼻づまりがあっても治療は変わらないと思った」などの理由から、診察時に鼻づまりの症状について医師に伝えていなかった。
 山王病院(港区)耳鼻咽喉科医師の倉島一浩さんは「過去の経験から、治療に期待を持てなくなっていることや治療に対する不信感、諦め感があると考えられる」としたうえで、「医師が積極的に患者に聞き取りを行い、満足度を向上させる治療に取り組むことが重要だ」と話している。


 8割の方が鼻づまりに関して効果を実感できていないというのは驚きですが、医師からの処方薬や一般的に売られている鼻炎薬(抗アレルギー薬も含む)と呼ばれているものは、”アレルギー”という私たち誰もが持っている”免疫”の過剰反応そのものを起こらなくしているわけではなく、この過剰な免疫反応によって発生してしまうヒスタミンやロイコトリエンといった物質の放出をブロックするタイプかこれらの物質が受容体というスイッチを押すことをブロックするタイプがほとんどです。
 花粉やほこりなど体にあまり害を及ぼさないものに対して過剰な反応を起こしてしまうことが問題であり、薬を服用してその場しのぎの対応をすればよいのではなく、日頃から、この敏感すぎる反応を起こらないようにするための生活習慣や食生活を送ることが重要です。
 現在、アレルギー疾患や生活習慣病(糖尿病など)、心疾患、がん、自己免疫疾患(リウマチなど)、肥満に至るまで様々な病気の根本に”慢性炎症”が関わっていることが判明しています。この”慢性炎症”の発生メカニズムは解明されていませんが、ストレスや食生活が原因であると言われています。食生活の乱れにより腸内環境が悪くなることで炎症が起こりやすくなり、油の摂り方が不適切だと何らかのきっかけで一度発生した炎症を終息できずに慢性化し、この流れが何度か続くことで炎症が持続した状態になり、害が少ないはずの花粉が侵入しても敏感に反応してアレルギー性鼻炎の症状が出てしまうのです。
 花粉症の症状を抑えるのではなく、この微弱ではあるが持続的な炎症を起こしている体を正常に戻すために食事のバランスや腸内環境を良くする善玉菌を積極的に摂っていくことが大切です。


昭和堂薬局 | 2013年2月13日

 

こんなアレルギーまで…

 読売新聞電子版のコラムに”セックスも命がけ…精子アレルギーの話”という記事が載っていました。
 その内容は以下の通りです。


 精子アレルギー(精液アレルギーもしくは精液血漿過敏性とも呼ばれます)は、男性の精液に含まれるタンパク質に対する、まれなアレルギーの一種です。このアレルギーは主に女性に悪影響を及ぼします。
 主な症状として性行為後の膣周辺の赤みや、腫れ、痛み、かゆみ、灼熱感が出ます。重症化すると、アナフィラキシーといって、呼吸困難や血圧低下が起きて致命的になる可能性もあります。
 主に、精子アレルギーは初めて性行為をした際に起こる場合が多いのですが、一人のパートナーとずっと性行為をしていたのにもかかわらず、突然アレルギーになってしまう場合もあるそうです。(これは他のアレルギーにもあることですね。私の周囲にも、ずっとエビやカニが大好きだったにもかかわらず、突然エビカニアレルギーになってしまった知人がいました)。
 精子アレルギーは、その症状から、膣の細菌性炎症やヘルペスなどの性感染症と誤診されてしまう場合があり、診断が難しいのです。「コンドームを使用した時だけ、アレルギーが起こらない」というポイントから、判断します。
 つまり、コンドームを使えば、アレルギー予防になるということですね。でも、妊娠を希望する女性が精子アレルギーになってしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
 自然妊娠は難しいですが、方法はあります。精子を培養液で洗浄して、アレルゲンとなってしまっているタンパク質(抗原)を除去した後に、人工授精や体外受精をすることにより妊娠が可能となります。


 この記事を書いた小堀医師も国際性機能学会から送信されたメールで知ったようです。
 日本でどのくらいの方がこの精液アレルギーになっているのかは不明ですが、このような記事を見ると本当にアレルギーが増えていることを実感します。
 花粉症にしても精液アレルギーにしても原因となる物質の違いがありますが、アレルギー反応であることは同じであり、免疫という本来自分の体を守るシステムが少しの狂いで好ましくない反応を示してしまいます。本来自分の体の中のものには反応しないはずの免疫が自己を攻撃してしまう”自己免疫疾患”や花粉や食べ物など異物ではあるが本来免疫反応が起こらないはずの”アレルギー”、自分の細胞が異常な細胞になったのに排除できずに体の中で増えたしまった”がん”など大きく分けると、この3つになります。
 このような免疫の狂いを極力起こさないためには日頃からストレスをためない、食べ物のバランスを考えていい便が出るようにし、腸内環境を良好に保つことです。
 便をバロメータの一つとして、ヨーグルト等の発酵食品やそのような食だけではいい便にならない時には腸内環境を整える健康食品を使い、いい便が出るようにしましょう。このようなことをして免疫を正し、アレルキーを発症しないようにしましょう。



昭和堂薬局 | 2013年1月25日

 

「美やせ&腸までキレイ 出た!プチ断食大解剖」

 NHK総合テレビ・ためしてガッテンで「美やせ&腸までキレイ 出た!プチ断食大解剖」というテーマで断食が取り上げられました。皆さんにきちんと断食を理解していただくために、今回のコラムでは私なりの見解と解説をしてみたいと思います。
 番組の冒頭で「今回のテーマは、巷で話題の”プチ断食”たくさんの方法が本や雑誌などで紹介されていますが、今日取り上げるのはあえて朝食を抜いてみたり、週末を飲み物だけで過ごしちゃうという健康法!期待されている効果は、ダイエットやメタボ予防、便秘解消やアンチエイジングまでさまざま!いったいその効果のほどは?プチ断食をさまざまな角度から、徹底研究します!」こんな感じでスタートしました。
 断食とは、そもそも摂取カロリーを減らし、代謝を促すことによるダイエットやデトックスを目的にしたものです。
 通常人間は、食べ物を食べると消化・吸収・代謝・排泄が順番に起こります。断食はこのうち消化・吸収過程を休ませて、代謝や排泄を促すことでダイエットやデトックス効果を期待する健康法です。
 人間は糖からエネルギーを作りますが、食べ物を摂らないとグリコーゲンや脂肪から作られた脂肪酸、タンパク質からブドウ糖を生成し、エネルギーを作るようになります。
 まず、断食をすると筋肉からグルコース(ブドウ糖)が作られ、さらに断食を続けると脂肪酸が利用されるようになります。この脂肪酸は脳ではそのまま利用することが出来ないために肝臓でケトン体が作られ利用されるようになります。このケトン体が増えた状態をケトーシスといい、ケトン体が増えすぎてしまうとケトアシドーシスという電解質異常を起こします。ためしてガッテンではこのケトアシドーシスに至らないように注意していますが、半日や1日程度の断食ではケトアシドーシスになる事はほとんどないでしょう。もし、プチ断食でこのようになってしまう人がいれば、もともとインスリンが反応しないような糖尿病などの人でこのような方々は断食をしない方がいいでしょう。
 また、このようなことがないように、最近は酵素飲料などを使う断食が多いようです。酵素飲料には野菜や果物の糖質が含まれますし、ミネラルやビタミンも多く、発酵生成したものですから酵母や乳酸菌などの腸内環境に有用な菌類も含まれているので排泄(便通など)にも有効です。


昭和堂薬局 | 2012年11月13日

 

プチうつ(非定型うつ)

 なぜか最近、気分の落ち込みが激しい。理由もなくイライラし、疲労倦怠し、手足が鉛のように重く、こんな状態だから物事がうまくいかず、周囲の人に迷惑をかけていると自責の念にかられてしまい苦しんでいる20代~30代の女性が多くなっています。
 このような状態をプチうつ(非定型うつ)といいます。
 では、うつ(定型うつ)とプチうつ(非定型うつ)の違いは?

1.抑うつ気分
・プチうつ:ひどく落ち込んだかと思うと楽しいことがあると気分がよくなるなどアップダウンが激しい。
・うつ:基本的にうつ状態でテンションが低い。

2.睡眠・食欲
・プチうつ:過眠や過食になりやすく、甘い物を好み体重が増える。
・うつ:不眠傾向になり、食欲が低下し、体重が減少する。

3.気分反応
・プチうつ:朝は元気なのに夕方から電池が切れたように元気が無くなり、不安になったりする。
・うつ:朝のうつ状態が一日で最も強く、午後になると落ち着いてくる。

4.体の調子
・プチうつ:急に手足が鉛のように重く感じ、強い疲労感やだるさにおそわれる。
・うつ:慢性的に全身の倦怠感を感じる。

 うつとプチうつはこのような違いがあり、女性に多く、傍からはそれほど異常に見えないまま、周囲からの励ましに答えようとするがうまくいかず、苦しんでしまっています。
 自分でも病気とは思っていないので1人で悩んでしまっていくことが多いようです。
 このような症状で悩んでいる人がいたら1人で悩まず、相談してみてください。
 東洋医学の視点から原因を調べ対応していきます。また、食生活や生活習慣の見直しも重要です。


昭和堂薬局 | 2012年4月17日

 

日本の伝統食

 花粉症のことが話題になるこの季節
 アレルギーやがん、自己免疫疾患など多くの免疫系の病気があるが、一番多いのが花粉症だろう。しかも、どんどん増えているようです。
 日本人の食が変わったことの影響は非常に大きいことの1つですが、それを指摘している記事が産経新聞に載っていたので紹介します。


免疫力と健康:漬物には「植物性乳酸菌」
 暮らしの中で免疫力を高める方法として、食事から取る善玉菌を増やして腸内環境を改善することが有効です。
 そのために必要なのがプロバイオティクス。生きた乳酸菌など体に良い影響を与える微生物やそれらを含む製品のことで、腸内の細菌バランスを整える。もう一つのプレバイオティクスは、プロバイオティクスの働きを助け、善玉菌の餌になる植物繊維やオリゴ糖などの植物由来成分だ。この2つを同時に摂取することをシンバイオティクスといい、善玉菌を効率良く増やし、腸内環境を整える効果を高める。
 これらは比較的新しい考え方ですが、伝統的な日本食にも乳酸菌と植物繊維を含むシンバイオティクスがある。例えば、しば漬けのような酸味がある漬物。それに含まれる「植物性乳酸菌」は、栄養分が少なかったり、塩分が多かったりといった環境でも生きられる強い菌で、生きたまま腸まで届きやすいというメリットがある。


 日本人は島国で周囲を海で囲まれている多湿な土地柄なために胃腸が弱いことはよく知られていることですが、この記事が言っているように日本の伝統食は腸内細菌を増やし胃腸を補っていたのだろう。漬物以外にも多くの発酵食品があり腸内細菌や腸内細菌の餌になるものなどがあり、胃腸が弱い日本人には理にかなった食だったのです。
 もう一度、日本の伝統食を見直して少しでも免疫系の病気が減るといいですね。



昭和堂薬局 | 2012年3月21日

 

「フェカリス菌」で鼻づまりなど緩和(産経新聞3月9日)

産経新聞の【くらしナビ】に面白い記事が載ったので紹介します。

スギ花粉症 「フェカリス菌」で鼻づまりなど緩和
免疫反応のバランス保つ
 整腸剤などに使われている乳酸菌の一種「フェカリス菌」に、スギ花粉症の症状を緩和する効果もあることが、伊藤園(東京都渋谷区)の研究で分かった。
 加熱殺菌済みで常温保存可能な市販のフェカリス菌入り乳性飲料を花粉症患者に一定期間飲んでもらい、自覚症状の変化を調べたところ、鼻づまりなどの症状が大幅に改善されたという。
 研究では花粉の飛散状況などの条件を正確に再現するため、NPO法人「日本健康増進支援機構」(和歌山市)の屋内施設で調査を実施した。
 花粉症患者20人がいる部屋の中に、飛散のピーク時を想定した1立方メートルあたり8000個のスギ花粉を人工的にまき、患者の反応をみることにした。
 まず飲用開始前の昨年9月、「鼻づまり」「鼻をかんだ回数」「目のかゆみ」などの項目別に、症状なしから最重症まで0~10の幅でスコア(点数)を入室後30分おきにつけてもらい、平均値を算出。
 続いて10月から12月にかけて、患者20人に乳性飲料(200ミリリットル、フェカリス菌約1000億個含有)を毎日1本摂取させた。
 フェカリス菌は非常に微小なのが特徴で、少量でも多くの菌数を摂取できる。2カ月間の飲用後、再び施設内で同様にスコアを調べた。
 その結果、症状の各項目でスコアの軽減傾向がみられ、とくに「鼻づまり」は入室60分以降でおおむね3割減と大幅に改善したことがわかった。
 腸内細菌に詳しい光岡知足(ともたり)東大名誉教授は「花粉症は体内に入り込んだ病原菌などの異物を攻撃する免疫反応のバランスが崩れて起こる。フェカリス菌は腸内の”善玉菌”を増やして便通を改善する効果などに加え、このバランスを腸内で整える働きが強い」と分析。
 さらに「殺菌済みの死んだ菌を摂取しても、その菌体成分(細胞壁の主成分)が小腸の免疫機能を活性化する。生きたまま腸に届く菌だけが腸内環境を改善するとは限らない」としている。


 最後にコメントしている東大名誉教授の光岡知足先生は「腸内環境」に詳しい方で以前私も光岡先生の本を読んだことがあり、長寿のために腸内環境を整えることを提唱しています。
 腸内細菌の善玉菌は免疫細胞であるTh1とTh2のバランスをとる事が知られており、Th2が増えてしまった花粉症などアレルギーの状態からTh1を増やし、アレルギー反応を起こしにくくするのです。
 抗アレルギー剤のようにすでに症状が出てしまっているのを抑えることはしませんが、アレルギー症状が出る手前の状態を抑制する腸内善玉菌を増やすことが本当の治療なのです。


昭和堂薬局 | 2012年3月13日


横浜ポルタ内にある漢方薬局。あなたの健康な体を取り戻すお手伝いを致します。

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