__________『昭和堂薬局』

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寝る前に水分を摂ると良いってホント?

 寝る前にコップ一杯の水を飲むと美容や脳梗塞予防になるのは本当なのでしょうか?
 水分を摂ることで血液の粘稠度は確かに低下します。しかし、30分~1時間で元に戻ってしまうので、就寝してから起床するまでの時間を粘稠度低下させておくことはできません。
 通常私達は7時間位、トイレに行かずに眠ることができます。これはバソプレシンという抗利尿ホルモンにより尿が濃縮される為です。しかし寝る前に水分を摂ることにより、このバソプレシンの作用する時間が遅れてしまうため、寝る前に飲んだ水分が夜間尿になってしまうのです。夜間尿は睡眠を妨害するため不眠につながり肌に良いはずがありません。
 また、就寝中500~1200mlは汗などで排泄されてしまう為に脱水は避けることができませんから脳梗塞の予防にはならないのです。
 とは言うものの寝る前にのどが渇いているのに水分を摂ることがいけないと言っているのでなく、のどが渇いていれば飲んでかまわないと思いますし、水分を摂っても夜間尿がない人は飲んでいいのです。
 美肌になりたい人や脳梗塞予防をしたい方は寝る前に水分を摂るのではなく別の方法を考えた方がよいと思います。


昭和堂薬局 | 2011年7月12日

 

水分をたくさん摂ることはホントに身体に良いの?

 テレビやお医者さんに水分をたくさん摂ることを勧められて、1日にたくさんの水分を摂るように心掛けている人が多くいます。
 私はお客様から質問された時には”飲んだ分だけ出ないと水分が溜まってしまって返って良くないですよ。飲み過ぎだと腎臓の機能も落ちてしまうから、のどが乾いたら飲むようにして無理に飲まないでくださいね”と言ってきましたが、実際にどのくらいが適正な水分量といえるのかはよく分かっていませんでした。
 私がときどき読んでいる『治療』という本の今月号に適正な水分量の根拠が載っていましたのでご紹介します。
まず身体の中に入ってくる水は
①「飲料による水」
②「食事など固形物を食べた時に入ってくる水」
③「体がエネルギーをつくるときにできる水」があります。
身体から出ていく水は
④「尿から出る水」
⑤「呼吸や皮膚から出る水」
⑥「体調を崩し、下痢・嘔吐・発汗で出る水」があります。
身体が脱水を起こさず、尿をたくさん出すために腎機能が低下してしまうことのない量は、1日1000~1500mlだそうです。
とすると「飲料による水」はどのくらいにすると尿量が1000~1500mlになるのか計算すると
「食事由来の水」は700~1000ml
「エネルギーをつくるときにできる水」は300ml
この二つを合計した「飲料による水」以外では1000~1300mlです。
一方排出は、
「呼吸や皮膚から出る水」は900ml
「尿量」を1000~1500mlとすると
「飲料による水」は
①=④+⑤-②-③となり、これを計算すると900~1400mlになります。
ということは2㍑も3㍑も飲んでしまうと飲み過ぎになってしまいます。
 これから気温が上がり汗を多く掻くために若干多めの摂取をしなくてはなりませんが、目安としては900~1400mlぐらいを摂っていれば脱水(血液ドロドロ)にもならず、腎機能の低下を早めることもない量です。
 異常排泄(体調を崩し、下痢・嘔吐・発熱などによる発汗で出る水)などが無ければ、摂り過ぎもあまり摂らないのも良くないので、900~1400mlにしておきましょう。


昭和堂薬局 | 2011年6月27日

 

流産を繰り返すー不育症?

 最近、子宝相談を受けることが多く、不妊に悩む人が多いことを感じます。その人たちの中には流産を経験されている人たちも多くいらっしゃいます。
 3年程前、漢方療法推進会の全国大会を企画した際に不妊関連の講演を検討していた折り、クラシエ薬品から”不育症”はどうですかと提案され不育症を知りました。
 その時の学術講演は当時東海大学に居られた杉俊隆先生の講演を拝聴したのですが、私自身あまりピンときていなく”そーなんだー”くらいのものでした。
 その後、店頭で漢方相談を受けていると”不育症なんです。”といって相談を受けることはないのですが、流産の経験がある方が多いと感じる機会が増え、しかも複数回流産を経験されている方が以外に多くいらっしゃるのに驚きます。
 不育症はここ数年で言われるようになったもので、厚生労働省の不育症の研究班がスタートしたのも平成20年からのようですので、まだ世の中に広く浸透している言葉ではないようです。
 では不育症とはどういう病気かというと”妊娠はするけれども、流産、死産や新生児死亡を繰り返して結果的に子供を持てない場合、不育症と呼ぶ。”と定義するそうです。流産は妊娠の15%程度で、妊娠の年齢が高齢になると流産率は増加して40歳以上になると40~50%に増加するそうです。近年は晩婚化で妊娠年齢が高くなっているので流産が多く感じるのかもしれません。
 不育症の原因は妊娠初期の流産で大部分が胎児(受精卵)の染色体異常が原因で、両親が原因のケースは少ないようですが、流産を繰り返す場合は夫婦の染色体異常や女性側の子宮形態異常、内分泌異常、凝固異常、免疫異常などいろいろな要因が考えられます。しかし、詳しく原因を調べても分からないケースが35~60%あるようです。偶然起こっているケースが50%あるそうで、胎児の染色体異常が偶然起こり自然の摂理により流産が起こるのです。
 不妊症は母体の心身が妊娠に適した状態ではない時に身体が妊娠しないようにコントロールしているのですが、流産も同じで胎児が生まれるのに適した状態でないために起こっているのです。不育症は原因にもよりますが、最終的には80%以上の方が出産しているそうです。
 ご夫婦の心身を健康な状態に保つことが元気な子供を授かるための近道になります。ストレス、生活習慣や食生活を見直し心身をより良い状態にしましょう。漢方薬で心身のバランスをとるのもよいと思います。



昭和堂薬局 | 2011年6月7日

 

睡眠の重要性2

 生物には内部や外部の環境の変化に影響されず生体の状態が一定に保たれるようになっています。このことを恒常性(ホメオスタシス)といいます。
恒常性は体温や血圧、体液の浸透圧やpHなどをはじめ病原菌やウイルスなどの異物の排除、傷の修復などの生体機能全般に及びます。例えば、寒い冬でも暑い夏でも人間の体温は36℃前後に保たれる、これが恒常性です。
では、どのようにして恒常性を維持しているのでしょうか。
体のあらゆるところにセンサーがあり、内部や外部の環境の変化を脳に伝え脳の視床下部より自律神経や内分泌系(ホルモン分泌)を使って指令を出すことにより恒常性を維持しているのです。
人間は睡眠を断つことでこの恒常性が維持できなくなり、体温や血圧に影響を及ぼし低体温や低血圧になってしまいます。人間の睡眠中枢は視床下部にあり、恒常性を維持する指令も視床下部で行う為に起こっているようです。
現代人は睡眠時間が短い傾向にあります。特に当店に相談に見える方々はその傾向があるようです。生理の異常や不妊、アトピーなども睡眠時間が短いことで状態が悪くなりますし、十分な睡眠をとることで症状が改善することもあります。
また、睡眠不足が続くことで集中力が落ち仕事や勉強の能率も低下していきます。忙しく時間がないからといって睡眠時間を削ることで能率が落ちてしまえば時間の無駄使いになります。
時間の有効活用と健康のために1日7~8時間の睡眠を摂りましょう。


昭和堂薬局 | 2011年5月6日

 

頭痛に悩んでいる方は多くいます。

 頭痛に悩んでいる方は多くいます。
 しかし、ほとんどの人が市販の痛み止めでしのいでいるのではないでしょうか…
 日本人の4人に1人は頭痛持ちと言われるほど多くの方が頭痛に悩まされていますし、風邪や二日酔いなどを含め、ほとんどの人は頭痛を経験しているのではないでしょうか。特に慢性の頭痛は女性に多く、女性ホルモンと密接に関係があるといわれ月経周期に合わせて頭痛が起こります。
 頭痛にはその痛み方により、繰り返し起こる「一次性頭痛」と脳の病気にともなう「二次性頭痛」の二つに大別されます。このうち一次性頭痛が8割を占めますが、くも膜下出血などの疑いのある二次性頭痛の場合にはすぐに病院行かないと命にかかわります。
 では、あなたの頭痛はどのタイプなのでしょうか…
 一次性頭痛の中には頭痛の薬(痛み止めなど)で頭痛が起こる薬物乱用頭痛もあり、市販の痛み止めで頭痛が治まらない場合は服用を中止する必要があります。命にかかわらない一次性頭痛でも、痛み止めに頼り過ぎるのもあまりいいことではありません。頭痛はよくみられる症状ですが、脳の中でどんなことが起こっているのかはっきりとは分かっていません。頭痛は誰にでもあるからといってほっておくのは良くありません。頭痛は脳血管の炎症を伴いますので、頭痛が大きな病気に繋がってゆく可能性もあります。頭痛に限らす痛みがあるのは嫌なものです。ひとりで悩まず相談してください。そして痛みのないすっきりした身体を手に入れましょう。


昭和堂薬局 | 2011年4月11日

 

東日本大震災で被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。

 東日本大震災で被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。また、当店をご利用のお客様には営業が不定期になりご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
 今回の地震で横浜までこのような大混乱になったことに驚いています。余震や原発で心配されている方も大勢いらっしゃると思いますが、冷静な判断をお願いします。
 当店の営業は、当面シァル店は午後6時まで、ポルタ店は午後8時までとなっています。
 被災地では救援物資が届かず寒い日が続いているようですが、それにより睡眠不足や栄養不足で人間が本来持っている恒常性維持機能の低下を心配しています。恒常性機能が低下すると低体温や免疫力の低下が起こります。せっかく無事に助かった方々が避難所で命を落とすことがないように国や行政がきちんと物資を運ぶようにしていただきたいと願っています。
 私は、日赤医療センター勤務時代に神戸の震災を経験しました。当時、日赤医療センターから我々薬剤師も神戸赤十字病院に順番に応援に行きましたが、私まで順番が回らず行くことはありませんでしたが、応援に行った先輩方の話を聞いて大変さや混乱が起こっていたことは知っていました。しかし、今回の震災はこれだけ震災を経験した日本でも予知できないぐらいのもので、報道から得る情報からも私の知る限りひどい状態に感じます。
 今回の震災で関東圏も影響を受け電車が止まり食品や薬品など生活必需品の販売店が営業ができない状態で、なぜパチンコ店や風俗店がチカチカと電気を使い営業しているのかと違和感を感じました。海外から日本人の秩序のとれた行動は称賛されているのですから…
 出来る限りしっかりと睡眠や栄養を摂り、この大きなストレスから心身を守りましょう。


昭和堂薬局 | 2011年3月17日

 

ミネラル不足(読売新聞)

 読売新聞の記事にびっくり…
 ある意味すごい本を何気なく紹介していました。
 私もこの本を読みましたが、何を食べていいのか分からなくなります。
 私はコラムで食についていろいろなことを書いてきましたが、この本の内容については書けませんでした、と言うのも今の日本人の食生活を全否定しているような気がしたからです。
 この本をすべて受け入れるとしたら、外食・加工食品・コンビニ食などは食べられなくなりますし、日本人がこれを受け入れ、実践したら加工食品メーカーや外食チェーンメーカーはすべて倒産すると思います。
 それでは、過激なことをソフトな書き方で紹介している記事を紹介します。


こころ元気塾
 ミネラル不足…不調の一因、食事見直し
 落ち着きのなさや、イライラ、気分の落ち込みなどに苦しんでいた人たちが、ミネラル豊富な食事で回復していると聞きました。一体どういうこと?(中島久美子)
 牛乳、納豆など1品追加
 「子どもの毎朝の大泣きがピタリと治まりました」「気持ちの切り替えがスムーズになりました」
 さいたま市にある「食品と暮らしの安全基金」(小若順一代表)は昨年、書籍「食べなきゃ、危険!」(三五館)を出版した。心身の不調に悩む人に、効率的にミネラルを補給する食事法を勧める内容だ。
 冒頭で紹介したのは、読者の反響。発達障害の疑いやうつ病と診断された本人や家族からの手紙もあった。
 同基金は1984年に発足、食品や環境の安全を守る活動を続けている。中でもいま最も力を注ぐのが、ミネラル不足の問題だ。
 ミネラルとは、食品に含まれるカルシウムや鉄など、ビタミンと並ぶ重要な栄養素。全身の臓器や、心の安定にも影響する神経の働きを円滑にする「潤滑油」の役割がある。
 基金は昨年、調査を実施した。まず、専門の検査機関に依頼し、コンビニや宅配の弁当、レトルト食品、冷凍食品、外食チェーンのカレーなど市販食品が含む主要な五つのミネラル(カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅)を測定した。
 実測値をもとに、1日3食をコンビニ食だけ、高齢者向け宅配弁当だけ、など30の組み合わせを作り、どれだけのミネラルが摂取できるかを計算した。
 すると、ほぼすべてのパターンで、五つのミネラルのどれもが国が定めた推定平均必要量を下回った。幼児の基準さえ下回る組み合わせもあった。
 その主な理由は、水で煮る、油で揚げるといった加工の過程で、食材に含まれるミネラルが水や油に溶け出すからだという。ミネラルが不足すると、健康に様々な影響を及ぼす。
 小若さんは「栄養バランスの良さを売りにする宅配弁当でも、ミネラルは極端に不足していた。加工食品に頼りがちな現代の食生活では、知らないうちにミネラル不足になってしまう恐れがある」と懸念する。
 ならば、サプリメント(栄養補助食品)で手軽に補給すればいい――と考えがちだが、どのように溶けて吸収されるか分からない点が多い上、逆に過剰摂取の恐れもある。基本は食事の工夫だという。
 同基金が勧める工夫は、▽料理のだしには、煮干し、アゴ(トビウオ)、昆布などを選ぶ▽ゆでるより、汁ごと食べる煮込みや蒸し料理にする▽外食やコンビニの加工食品が中心の人なら、牛乳や納豆を1品加えたり、練りゴマや海苔をふりかけたりする――などだ。
 国立健康・栄養研究所前理事長の医師、渡辺昌さんは「気分の落ち込みなどが食事で治ることは確かにある。科学的な検証は難しいが、軽い心身の不調なら、すぐ病院で薬をもらうのではなく、まずは食事を見直すことが大切だ」と語る。

 この文章を読んだだけではピンと来ないかもしれませんが、ここで紹介されている本を読んでみてください。びっくりです。
 ですが、本当のことだと思いますが、便利になったこの世の中で外食や加工食品が全く食べられないとしたら、非常に困ると思いますので、私が心がけている事を参考にしていただけたらすこしいいかもせれません。
 加工食品はなるべく避ける、コンビニの食べ物は食べない、全国チェーンの食べ物屋は避け個人店の定食やなどを選ぶ、化学調味料はなるべく避け煮干しや昆布・鰹節でだしを摂る、洋食屋さんよりも和食屋さん、油は減らす、補助的に合成でない自然な材料から作ったサブリメントの摂取、これくらいをできる事からやってみてください。現代人にはこれくらいでも大変ですが、自分の健康のためにはこのくらいはやりたいですね。


昭和堂薬局 | 2011年2月17日

 

低価格食品はほんとに得?

高級ブランド品のお店がにぎわい、町でも高級バッグを持った人ばかり。その側で食料品は安売り合戦…
 食品は安ければいいのか?
 食べるものは自分や家族の体をつくる素です。常識外れの価格で売られているものにはからくりがあります。以前コラムで書いたように、添加物だらけのミートボールやチーズ・アイス・バターもどき(チーズもどきの見分け方が良く分からないのですが、バターもどきはマーガリンやファットスプレッド、アイスもどきはラクトアイスで植物油脂を使っています。植物油脂はリノール酸〈オメガ6系〉の油で炎症体質にします。)はスーパーの価格競争やコンビニの低価格品が生んだものですが、私達が価格で食品を選ぶことも、それに拍車をかけているのです。
 無農薬の米や有機野菜、無添加の調味料などを使うとそんなに負担増なのでしょうか?ペットボトルの飲み物や缶ジュースを毎日何本も買うことを考えれば…また、ご家庭で野菜を腐らせたりして無駄にしてませんか?良い物を工夫して使うことで無駄を省けたら…
 私の店に健康相談に来る方たちに最初に言うことは食のことです。多くの方はインスタント食品やスナック菓子を悪いことをしていると思わず食べています。医食同源という言葉がありますが、食を疎かにすると病気になり、食を大切にすると病気になりにくいのです。病気になればお金も掛かります。結局、負担増になってしまうのではないでしょうか?
 総務省の家計調査では1世帯が1年間に買う米代は、お菓子代の半分以下という恐ろしい結果も出ています。日本人の主食代よりお菓子代が二倍以上多いのです。
 何度も言いますが、食べるものは自分や家族の体をつくるものです。簡単ですぐ食べられるものは便利ですが、自分や家族がそれを続けると病気になるとしたら…
 アトピーや花粉症、不妊、うつや不安障害など、食と関わりがあまりなさそうな病気も食の乱れが関係していると思います。殺人事件や子どもの虐待事件がこんなに多いのも食の乱れが関係しているのではないでしょうか。
 良い食材を大事に使い、少し手間をかけて自分たちの体を守りましょう。病気になってしまうと手間とお金がかかります。年齢によって養生をすることも大切なことです。漢方にも養生法がありますが、食生活と生活習慣を改善することが一番の養生ではないでしょうか。ちょっとした工夫で心と体を元気に保ちましょう。



昭和堂薬局 | 2010年9月30日

 

秋の養生法

“収穫の秋”と言うように、自然界では秋は、収穫の季節です。米をはじめ粟(あわ)、黍(きび)、稗(ひえ)などが実り収穫の時期を迎え、夏の陽気が盛んな季節から、少しずつ陰が盛んになっていきます。昔から、”食欲の秋”や”読書の秋”と言うように、夏の暑さで疲れた胃腸の働きも盛んになりはじめ、蔵の季節である冬に備える季節で、人間のエネルギー(気)は内向きになり、エネルギーが旺盛で活発な夏に比べ、活動が控えめで、気分も落ち着いてくるので、”食欲の秋”や”読書の秋”と言うのでしょう。
 秋に気をつけなければいけないことは、乾燥と冷えです。秋になると朝晩が涼しくなり、湿度も下がってきます。そのため、秋の臓である肺の病気が増えてきます。風邪やアレルギー、皮膚の乾燥などが起こってきます。また、中医学では肺と大腸は密接な繋がりがあるため、便秘なども起こりやすくなります。
 肺や大腸を補う辛味の物を摂ると良いでしょう。辛味の食材は、ねぎ、生姜、わさび、唐辛子、大根、たまねぎ、しそ、にらなどがあります。
 最近の日本人の食事は、欧米の影響で脂っこい物や動物性のタンパク質を多く摂るため、夏の暑さで弱った胃腸に負担をかけます。辛味の食材をうまく取り入れ、肺と大腸を補う事が重要になります。肉にこしょう、刺身にわさび、すしにわさびと生姜、油ののったサンマに大根おろしが添えられるのも、理に適った事なのです。
 今年は残暑きびしく、暑い日が続いていますが、季節は確実に秋を迎えています。暑いからと言って、冷たいものばかりを摂るのはそろそろ控えて、陽の季節から陰の季節になる変わり目をうまく迎えましょう。
 地球温暖化が言われていますが、日本では確実に季節は巡っています。秋は訪れているのですから、何千年も前から言われている養生をしていくことが、元気で長生きの秘訣だと思います。


昭和堂薬局 | 2010年9月15日

 

昭和堂薬局がお勧めする病気にならない食事№4

 私たちの周りに、偽物が多くなっています。
 安くする為に、安くできる代替食品。私たちは生きていく為に食事をしますが、その中に知らず知らずに、体をむしばむ偽物の食べ物が増えていたら…。
 消費者は安いものを求め、企業は安く売れて採算がとれるものを開発する時代。自然で、手間のかかる本物は、高くて売れない。
 私たちの体は、食べ物からつくられています。そこに不自然な食べ物が入ることで、知らず知らずに健康を害するものが体に入って健康を害していたのなら…


 安くてたっぷり使いたい
 「安いのをたっぷり」が現代人の病気のもと
 とろんと溶けた様子は本物そっくり。味はやや淡白だが、じっくり味わわないと違いに気付かない程度だった。
二〇〇八年、メーカー数社が発売し、外食や加工食品で需要が伸びたという”代替チーズ”を試食してみた。主原料は植物油脂。値上げされたチーズより、二,三割安いのが売りだ。
「コンビニなどから『値上げしたチーズをサンドイッチの具材から外したい』という話が出た。これまで通り、たっぷり使ってもらえるように代替品を開発しました」と、あるメーカーの広報は言う。
 手ごろな”代替品”があれば、いつでもたっぷり食べられる。そんなニーズに応えた食品は、見慣れた中にもある。
 マーガリンも、もともとは「人造バター」と呼ばれた代替品。最近では、さらに安価な「ファットスプレッド」(マーガリンより水分量が多い)が売り場を占める。
 生クリームの半値のホイップクリームも主原料は植物油脂。アイスクリームの約五分の一で買える「ラクトアイス」も、主原料は糖類と植物油脂だ。
 ”本物”なら時々しか買わないものも、これなら買い物かごに二、三個入れられることになる。
 「和食を基本に。でも、サラダを食べるならシソ油がいい。アレルギーを抑える『α(アルファ)-リノレン酸』が豊富ですから」
 山口県の下関中央病院。1万人以上のアレルギー患者を診てきた医師永田良隆(68)が、アトピー性皮膚炎の子どもの母親に油の使い方を説明していた。
 一般の植物性に多い「リノール酸」は体に必要なものだが、摂り過ぎはアレルギー性疾患やがん、動脈硬化などの原因になると指摘される。
 「でも先生、シソ油って高いですよね」
 「『安いのをたっぷり』が現代人の病気のもと。『良いものを控えめに』でいけば、生活習慣病にもならないですよ」
 外来が終わり、永田はこう振り返った。
 「昔、油は高価だった。私は子ども時代を佐賀県の唐津で過ごしましたが、天ぷらは『おくんち』のごちそうだったと、よく覚えています」
 小売物価統計(東京都区部)を参考に試算すると、永田が二十歳だった1960年、食用油一リットルは米二キロ分とほぼ同じ価格。今で言えば、油一リットルが約千円することになるが、実際、昨年の油は一リットル約三百五十円。多用しやすくなった結果、加工食品を含めて一人が食べる植物油脂量も、六〇年の約四倍に膨らんでいる。
 地元で取れた菜種を低温で焙煎、プレスすると、琥珀色の油が滴る。
 福岡県築上町では今、昔ながらの菜種油づくりが復活している。〇八年に取れた油は、「幅二十メートルの五十メートルプール」と同じ面積(十アール)の畑当たりで約九十リットル。
 一方、大量生産の食用油では、同量の菜種からより多くの油を搾れるよう、高温焙煎したり、溶剤のヘキサンを使ったりする方法が一般的だ。
製法が違えば、価格も変わる。最近の菜種油の相場は、一リットル換算で約二百三十円。築上町の菜種油は一リットル千円だが、「香りがよくておいしいと好評で、大事に使ってもらっている」(生産している湊営農協組合)。
 六〇年以降、急速に原料輸入が拡大した植物油脂は、いまや自給率3%。「良いものを控えめに」という食べ方は、菜種畑の風景とともに、私たちの心から消えていったのかもしれない。

 これは、西日本新聞(価格の向こう側)の抜粋です。
 私達は、安い物を求めることで、本物を忘れかけています。
 食事は、”命をいただく”と言うことです。生きていくための体に、自然界にはないような物から命がいただけるでしょうか?
 本物を知り、健康的な生活が送れるように、もう一度食について、考える時期に来ているのかも知れません。


昭和堂薬局 | 2010年8月31日


横浜ポルタ内にある漢方薬局。あなたの健康な体を取り戻すお手伝いを致します。

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